海のはじまりの水季の死因はガン?なぜホラーと言われる?考察まとめ

2024年7月に月9ドラマの「海のはじまり」が放送開始されましたね。

「海のはじまり」は原作はなく、2022年に「Silent]で話題を呼んだ脚本・生方美久さん、監督・風間太樹さん、プロデューサー村瀬健さんが再び再集結して、親子の愛をテーマにした完全オリジナルの作品になっています。

そこで、海のはじまりの第1話が放送されましたが、なぜ水季は死んでしまったのか?水季の死因について気になっている方が多いのではないでしょうか。話が進むにつれて、展開されていくことが予想されますが、第1話のあらすじと共に考察していきたいと思います。

また、海のはじまりを見て、ホラー、怖いという感想もたくさん見られますが、一体なぜホラー、怖いと言われるのでしょうか。その真相についても調べていきたいと思います。

この記事では、こちらの内容を考察しています。

  • 海のはじまり第1話:水季の死因は何だったのか?
  • 海のはじまり第1話:ホラーと言われる理由は?

では、早速チェックしていきましょう。

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目次

海のはじまり第1話のあらすじ

海のはじまり第1話をまだ見ていないという方は、ここから大まかになりますが、海のはじまりの第1話のあらすじを載せますので、ネタバレに注意してくださいね。海のはじまり第1話「ママが大好きだった人」のあらすじをまとめています。

月岡夏には、百瀬弥生という恋人がいて、二人は平凡ながらも幸せな日々を送っていました。そんなある日、アパートで夏休みの予定を合わそうと話していると夏に電話がかかってきます。

翌朝、夏は実家に向かい突然の訪問に父、母、弟は何事かと思いますが、多くを語らない夏の雰囲気に事情を察し、自分の部屋で喪服を出していた夏に、父は黒いネクタイを差し出します。

大学時代に交際していた元恋人だった南雲水季の葬儀場に来た夏は、大学時代の友人である真山純希と話し、「何年ぶり?」と聞かれ「8年ぶり」と答えました。

夏と水季は、大学時代の元恋人。出会いは、山岳部の新入生歓迎会で話したことがきっかけでした。自分より他人のことを考えてしまい曖昧な返事をしてしまうという夏に対し、人に合わせるのが苦手でマイペースだと言う水季。

夏はお焼香の列で、棺の横にいる女の子に目を止めます。夏がロビーにいると、水季が働いていた職場の同僚だという津野が女の子を連れてきます。女の子は海だと名乗り、6歳だと明かしました。

大学時代、就職活動をしている夏に、突然、人工妊娠中絶に対する同意書を書くように水季に言われます。浮気とかしてないから他はありえないという水季。病院の先生以外誰にも相談していない水季のことを、妊娠発覚してからの1週間を「不安だったよね。」と心配する夏。「書いて」「夏くんは堕すことも生むこともできないんだよ、私が決めていいでしょ。」と押し通す水季に、夏は「分かった。」と同意書にサインしました。

夏は水季が大学を辞めたことを友人を通して知ることになります。「夏くんに相談して自分の意思が変わったことがない。急に勝手に決めなきゃなんないこともある。」と水季に一方的に別れを切り出される夏。「夏くんより好きな人ができちゃった。夏くんよりずっと一緒にいたい。」と告げる。夏は納得できないながらも「元気で。」と別れることになりました。

津野が戻ってくると、夏に対して「知らないんですね。この7年のこと本当に何も知らないんですね。」と不快感を示しながら、月岡さんが来ていたと水季の母に知らせます。

夏が葬儀場から帰ろうとしていると、水季の母である朱音がやってきます。先ほどの女の子が元恋人である水季の子供だと初めて知り、驚きます。水季は母子手帳に、人工中絶の同意書を挟んでおり、中絶せずに子供を生んで育てていたことが判明しました。「変わっている子で親でも何を考えているか分からない。」と水季のことを言う一方、「何も知らなくて」と夏。

「妊娠も出産もしないで父親になれちゃうんだから。」「海の父親やりたいとか思わないですよね?」と朱音。「水季が勝手にわがまま言って勝手に生んだ結果。ただ想像はしてください。この7年の水季のこと想像はしてください。今日1日だけでも。」と夏に告げてその場を去ります。帰ろうとした夏に呼び止める海の声が水季の声と重なって聞こえる夏。

一方、海は津野から夏が自分の父親だと知り、別れ際には夏に手を振りながら去っていきました。

葬儀場から帰宅すると、連絡が取れない夏を心配した弥生が待っていました。「何も考えないで休んだ方がいいよ。」と声をかけてくれる弥生。夏は大学時代の同級生が亡くなったと話し、「何も知らなかったから辛い、何もできない。」と泣くのでした。

そして、次の日。家に海が訪ねてきました。海は以前に母の水季と夏の家まできたことがあると言って、一人で夏の家まで会いに来たのでした。夏は海にまた今度にしよう帰ろうと言いますが、海が水季のスマホの動画を見せてきました。海が好きだという水季の動画に、夏はその動画を見て涙が溢れます。

そして、夏は海に水季の海が大好きと言っている昔の動画を見せます。「海もママが大好き。」と答える海。「ママは終わったの?」と問う海に、夏は水季は死んだことを伝えます。「死んだらどうなるか分からないけど、水季はお母さんじゃなくなる訳じゃないよ。」と伝えます。海は「夏くんのパパ、いつ始まるの?」と問いかけてきました。

海のはじまり第1話での水季の死因を考察

海のはじまり第1話「ママが大好きだった人」では、夏の元恋人である水季の葬儀に参列するのですが、水季の死因は何だったのか気になるという感想がたくさん見られました。

そこで、海のはじまりの南雲水季の死因について調べました。

今回の海のはじまりの脚本家である生方美久さんに、GINGERが特別取材をしている記事がありました。こちらの引用内容を見てみると、水季の死因はがんであると予想できます。

生方さんが海のはじまりというドラマを通して伝えたいことを見てみましょう。

今回のドラマで一番大切にしていること、伝えたいことは?

視聴者のみなさんにとって、考える余白のある作品にしたいと思いましたそのために、今回は本編中でモノローグやナレーションを一切使っていません。セリフも「言わせ過ぎない」と「あえて言う」のバランスを大切にしています。普段の人間生活のなかで、他人の感情は簡単には見えるものではありません。でも、その人にはその人だけの感情があり、感情の理由から、感情の流れが生まれます。それらをそっと見守っていただけると幸いです。

明確に伝えたいことはふたつだけです。ひとつは、がん検診に行ってほしいということ。すべての人が受診できる・受診しやすい環境が整ってほしいです。もうひとつは、避妊具の避妊率は100%ではないということです。大人でも「避妊すれば妊娠しない」という認識の人が非常に多い。今回のドラマのあらすじが公開されたときも「大学生にもなって避妊も知らないカップルの話なんて書かないでくれ」というご意見をもらいました。予期せぬ妊娠をした人とそのパートナーを「避妊しなかった」「性にだらしない」と決めつける風潮が、さらに彼らを追い込みます。コンドームは正しく使用しても90%程度、低用量ピルの内服でも99%の避妊率といわれています。人工妊娠中絶に対する否定的視線もそう。事情も知らずに非難される傾向にあります。いつか身近に彼らと同じ悩みを持った人が現れたとき、悩み苦しみながら自らの選択をしたドラマの登場人物たちを思い出し、少しだけ優しくなってください。

伝えたいわけじゃないことは、「家族は素晴らしいもの」ということです。家族を嫌いだっていいと思っています。家族ではない‟つながり”を持った登場人物たちの感情や選択が何より重要な作品だと思っています。

GINGER 脚本家生方美久への特別取材より

こちらの記事から、水季の死因ががんであると想像できますよね。何のがんだったのかまではこの1話では分かりませんが、妊娠した時には水季はがんだと分かっていたのでしょうか。私の推測をまとめていきたいと思います。

おそらくですが、妊娠検査薬で妊娠していることが発覚すると病院に行きますが、初めて病院に行ったタイミングでは、がんかどうかは検査はしないので、恐らく分かりません。妊娠中ですと、子宮頸がんの検査があります。

なので夏が人工中絶同意書を書くように言われた段階では、まだ妊娠したことしか分かっていなかったのではないかと推測します。

水季も同意書を書いてもらったということは、不安と戦いながらも中絶するという意思があったように思いますが、ドラマの中の時間の経過がどのくらいの期間があったのかはわかりませんが、別れを告げるまでに水季に心境の変化があったではないかと思います。

もし、自分ががんだと分かって、今後妊娠することはできないと言われたとしたら、中絶しようと思っていても、気持ちが変わるかもしれません。または、中絶手術を直前に迎えた時、がんでないとしても自分で生んで育てようと思うこともあり得ますよね。

「急に勝手に一人で決めなきゃなんないこともある。」「夏より好きな人できちゃった、夏くんよりずっと一緒にいたい。」と別れを告げたシーンがありましたが、夏より好きな人というのは、お腹の赤ちゃんである海のことではないかなと思いました。「絶対に幸せになるし、する。」と言う言葉から、出産すると決めた母としての決意が感じられました。

夏が就職のことを考えている中で、自分のことを犠牲にしたり、夏を心配させないように水季に合わせてしまう性格を分かっていたからこそ突き放して別れたのかなと思います。

ですが、自分一人で背負おうとしている水季を思うと、もっと夏や周りの人に相談してもいいんじゃないのかな?と個人的には感じました。

改めて見てみると、海のはじまり第1話の冒頭で、水季が海に「いるよ、いるから大丈夫、行きたい方にいきな。」というセリフを言うのですが、自分が死ぬことが分かっている中で、死んだとしても海のことをずっと見守っているよっという温かいメッセージだと思いました。

いつからがんだと分かっていたのか、水季の死因については、これから海のはじまりのストーリーが進むにつれて判明して行くので、今後の海のはじまりのストーリーを見守っていきたいと思います。

海のはじまりがホラー・怖いといわれる理由を考察

海のはじまりはまだ第1話しか放送されていないのですが、海のはじまりを見た方が、ホラーや怖いと言っている感想がたくさん見られます。海の始まりが、ホラーや怖いといわれるのはなぜなのか理由を調査しました。

ホラーといわれる理由①

水季が中絶をするつもりで同意書にサインをもらっているのに、実際は自分一人で生んでいるから。水季が何を考えているのか分からない、身勝手な行動をとっていることに対して怖さを感じるようです。

ホラーといわれる理由②

水季の母である朱音が、夏が何も知らないことに対して「何も知らないんですね。」と告げるシーンがありますが、これで知ってたら怖いよねというのと、朱音が夏に対して静かに怒っているのが怖いと感じるようです。

ホラーといわれる理由③

海と水季が元彼氏である夏の家に訪れたり、練習したり、海が夏の家に実際に訪れているから。その行為がストーカーのように感じることが怖いと感じさせているようです。

ホラーといわれる理由④

1話の一番最後のシーンで、「海のパパはいつ始まるの?」というシーンに、まだ夏は知ったばかりの状況なのに詰め寄られると怖いと感じるようです。

海のはじまりが、ホラー、怖いと感じる理由をまとめてみましたが、いきなり突きつけられる現実に怖いと感じるのも分かる気がしました。

個人的な感想になりますが、大学生で自分一人で生もうと決意した水季は強いなと思います。

夏には迷惑をかけられないと思っていたけれど、自分自身が病気だと分かったから、海が生きていけるよう夏がパパであると教えていたのではないかと思っています。それは娘を思う、母の強さであると思いました。

赤ちゃんがお腹に宿った瞬間に、女性は母となりますが、男性は子供が生まれてからようやく実感していくというタイムラグがあると思います。水季にとっては7年母でしたが、夏はこの7年を知らない訳なので、いきなり知らされた状況でとても可哀想ですが、どのようにお父さんとして認識していくのか、個人的にはすごく気になりました。

夏の恋人である弥生が1番可哀想だと感じましたが、夏や弥生がどういう選択をして行くのか、海のはじまりの2話以降を見ていきたいと思います。

海のはじまりの「選択」というキーワードを考察

海のはじまりの第1話では、選択という言葉がたくさん出てきます。私が見た感想としては、この選択というキーワードが、海のはじまりのドラマの中で、これからの話の展開でも重要になってくると感じました。

  • 弥生が会社で言う言葉「もうちょっと選択肢を増やせませんか?」「たくさん試した中で1番いいものが選べるならいいことでしょ。」
  • 夏と水季が大学での会話「それ選択肢になかったよね。」「他のあらゆる可能性から目を逸らすな。自分で自分の選択肢を狭めるな。」
  • 同意書にサインする時に夏が水季に言う言葉「他の選択肢はないの?これしかないって決めてるのなら他の選択肢も考えてほしい。」

今回の海のはじまりの第1話だけでも、たくさんの選択と言う言葉が出てきました。

脚本家の生方さんがドラマを通して伝えたいことが、この選択と言う言葉に詰まっているような気がしています。次回からの海のはじまりのストーリー展開を楽しみに見ていきたいと思います。

海のはじまりのキャストは?

海のはじまりのキャスト・出演者をまとめておきます。

月岡夏(Snow Man 目黒蓮)

印刷会社勤務、弥生と交際中

百瀬弥生(有村架純)

化粧品メーカー勤務、夏と交際中

南雲水季(古川琴音)

元図書館勤務、月岡夏の元恋人

南雲海(泉谷星奈)

水季の子ども

津野晴明(池松壮亮)

南雲水季の元同僚(中央図書館の司書仲間)

南雲朱音(大竹しのぶ)

南雲水季の母であり、南雲海の祖母

月岡大和(木戸大聖)

月岡夏の弟

海のはじまりの主題歌は?

海のはじまりの主題歌は誰の楽曲でしょうか。

海のはじまりの主題歌は、約9年ぶりとなるback numberさんの楽曲「新しい恋人に」です。この、海のはじまりのために書き下ろした楽曲となっており、家族の物語に寄り添う感動的な新曲になっています。

また、今回の海のはじまりの第1話では、夏と水季のドライブの回想シーンでスピッツの「渚」が使われていましたね。Silentのドラマでもスピッツの楽曲が使用されていたこともあって、海のはじまりはSilent越えが期待されているようですよ。

海のはじまりの見逃し配信はある?

まだ、海のはじまりを見ていないという方は、見逃し配信があるのか気になりますよね。

現在、海のはじまりの第1話「ママが大好きだった人」は、TVerにて配信されています。また、地域によってはすでに再放送が2回あったようです。海のはじまりは注目されている月9ドラマだということが伺えます。

海のはじまりは、第1話だけでも何回でも見たくなる涙が止まらない作品でしたので、次回も楽しみにしたいと思います。まだ見ていない方は、ぜひ見逃し配信も見てみてくださいね。

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